百日咳が流行しています

当院周囲(品川区)で、百日咳が散見されます。

調べてみると東京都全体でも百日咳感染症が増えているようです。

23区内では世田谷区、文京区、品川区で多くなっています。

百日咳の診断はなかなか難しいのが現状です。

年少児であれば、発作性の激しい咳込み(レプリーゼ)があるので診断は比較的容易ですが、年長児、成人では特徴的な咳込みがない場合も多く、気づかないうちに感染源になっている事もあるので注意が必要です。

診断は、咽頭ぬぐい液を使い、百日咳を高い感度で検出できるLAMP法で検査します。

百日咳の有効な予防法は予防接種です。

現在の日本では定期予防接種で、概ね2歳までに4種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ)を4回接種します。

しかし、百日咳の予防接種による免疫効果の持続は5~10年程度と考えられています。

現在11歳頃に接種するのは、DTワクチン(ジフテリア、破傷風)ですが、ここに百日咳を追加したDTaPワクチンを接種することも検討されています。

長引く咳でお困りの方、どうぞご相談ください。

さいとうファミリークリニック

 

 

沖縄で麻疹が流行しています

2018年4月25日現在、沖縄で麻疹(はしか)が流行しており、約70名の方が麻疹に罹患されています。

GWに沖縄旅行を計画されている方も多いでしょう。

沖縄県のHPに、沖縄にご旅行、出張の方々向けに <はしか情報> が出ていますので

ご参考になさってください。

特に、麻疹(はしか)に注意して頂くのは、ワクチン1回接種のみ(28歳~41歳)の方です。

2回接種している6歳~27歳の方はまず大丈夫と思います。

(しかし2回接種していても5%の方は、抗体がつかないといわれています)

42歳以上の方は、ワクチン接種が任意接種であった時代なので、ワクチン接種していない可能性が高いので罹患の可能性あります。

しかし50歳以上の方、特にご高齢の方は、ワクチンがなかったので、幼少期に「麻疹(はしか)」に罹患している可能性が高く、今後はしかに罹る可能性は低いと思われます。

抗体獲得には、ワクチン接種が必要なのですが、残念ながら麻疹(はしか)ワクチンは元々数が少ないので現在は欠品しています。

MR(麻疹・風疹)ワクチンは、大分少なくなっていますが、不定期には納品されています。

「沖縄に行く予定のある方」、「学校や職場で麻疹抗体値を調べて抗体陰性」と言われた方はどうぞご相談ください。

さいとうファミリ-クリニック

 

 

 

隠れインフルエンザって何?

インフルエンザが流行しています。

あらためて、インフルエンザの特徴をあげてみます。

インフルエンザの潜伏期間は短く、1-2日間で発症します。

接触感染と飛沫感染で感染しますが、大流行の場合はほぼ飛沫感染(空気感染)です。

症状は突然の高熱、咽頭痛、鼻汁、咳、全身倦怠感などの全身症状が強くでます。

突然38度~40度の高熱になる病気はいくつもないので、インフルエンザを診断する事はそれほど難しくないのですが、今年の傾向としてあまり熱がでず、ほかの全身症状もほぼないというインフルエンザが多く見られます。

TVなどでは「隠れインフルエンザ」と言われているようです。

「隠れインフルエンザ」といわれるタイプは、B型インフルエンザが多いです。

B型インフルエンザは、熱が低く、咳や鼻がでない代わりに嘔吐や下痢などの消化器症状を伴うことがあります。

さらに診断を難しくしているのはB型インフルエンザは、A型インフルエンザと比べてインフルエンザ迅速キット(鼻の中に綿棒を入れて鼻水で調べます)でも検出しずらいと言われています。

元々インフルエンザ迅速キットの感度は62.3%、特異度98.2%ですから、陽性ならばインフルエンザですが、陰性の結果が出てもインフルエンザではないとは言えないのです。

最終的には患者さんの訴え(普通の風邪とは違う感じがする)、周囲の流行具合(家族内で誰か発症しているなど)、診察所見(インフルエンザの方の咽頭後壁のリンパ濾胞の形は特徴的です)など総合的に評価してインフルエンザと診断しています。

この中で私が一番重んじているのは患者さんの訴えです。熱が36度台しかないのに医療機関を受診するという事は、ご自分の中で「普通の風邪とは何かちがう重症感」を感じているのだと思います。

いつもの風邪とは違う感じがした場合は、どうぞ医療機関を受診してください。

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今度の大雪すごかったですね!当院の前の道路も真っ白になりました。

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